PTフォーラムで17回生の中田卓也さんが在校生に講演

 10月18日、17回生の中田卓也さん(ヤマハ株式会社取締役代表執行役社長)が「為さねばならぬ、何事も ~一度しかない人生を、全力で楽しもう~ 」と題して全校生徒に講演されました。PTフォーラムの開催にあたり、白石秀史校長は「日本を代表する企業のトップに講演いただける北高はすごい学校、多治見北高とのつながりを大切に、後輩たちの為にありがとうございます。」と中田さんの来校を歓迎致しました。

 中田さんは、

「世界中の人々の心豊かな暮らしを使命に、28,000人の世界中の社員とともに音楽で社会課題を解決したい」

と仕事への思いを話されました。また、在校生のこれからの人生の参考になればとして、

「全力で夢中になって変化と挑戦を楽しみ続けていたら社長になりました。社長は目的ではなく手段、何をしたいから社長になるのかが大切。」

「どんな仕事も無駄にならない、難しい仕事の方が面白い。少しでもいいから昨日より今日、今日より明日、何かちょっと変えていこうと考え続けてやり続ける人が成長する。夢中になって仕事をすることが一番。」

「初めての転勤が50歳を過ぎてアメリカ駐在、現地法人社長に就任しました。違うものは違う、日本の感覚だけではグローバルでは通用しない多様性を肌で感じ取れた」

と、これまでのキャリアをお話されました。

 そして、

「為さねば成らぬ何事も、やらない限り絶対に始まらない、これを肝に銘じてBe positive!」

「どんなことでもポジティブな面とネガティブの面があるけども、あえてネガティブには目をつぶって  ポジティブだけを見る。そして笑顔でpositiveに生きていこう!」

と在校生にエールを送りました。

 生徒からの「28,000人の社員分の責任はとても重い、まいっちゃうことはないですか?」との質問に、「へこたれないためには覚悟をもって最善を尽くす、ダメだったらそれが限界。」

 「就職活動で大切にしていたことは?」との質問には、「いろんな考えをしっかりと述べること。論旨が通っている、理路整然としていることを評価する。」と答えるなど、予定時間を超えて多くの質問が寄せられ、生徒たちにとって興味深い時間になったようです。

 終わりに「日頃の生活で失敗や責任を気にして本当はやりたいのにやれていない、行動しなきゃと思える講演でした。笑顔でpositiveに頑張ります!」と、生徒から中田さんへお礼の挨拶がありました。


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