杉本福井県知事が在校生に講演

 10月25日に杉本達治福井県知事(21回生)が「スタートは多治見北高」と題して在校生に講演を行いました。
 この講演会は、多治見北高・PTA・同窓会が毎年開催しており、主に各界で活躍する同窓生を講師に迎えて在校生に大学進学やキャリアについて考える機会を提供しています。この講演会で現役知事をお迎えすることができたのは初めてです。多治見北高校の体育館に3年生が対面式で聴講し、1、2年生は各教室へのリモートで聴講することでコロナ感染拡大防止対策を講じています。
 白石校長先生は、「現職知事であられる杉本達治さんに母校で講演していただけるのは特別な機会です。多治見北高校の同窓生は特別な経験をすることができて幸せです。これからの進路選択やキャリアについて深く考える機会になることを期待しています。」と講演に先立ち挨拶されました。
 杉本達治さんの講演では、「藹然」を座右の銘として紹介、人と接するときは和やかに、よく相手の話を聞いて相手が喜ぶようなことを心掛けると自分の話も聞いてくれるようになる、「為せば成る為さねばならぬ何事も」この言葉を心に灯し続けて志を立てよう、やめない限り終わらない、と生徒たちに語りました。また、ふるさと納税創設の経験や知事就任までの道のり、幸福度日本一を目指した「ふく育県」の取り組みなど、経験と実践を交えた講演でした。
 生徒たちからは、なぜ東大法学部にこだわったのかとの質問に、自分のポリシーで高い山に登りたかった、学生時代にやっておいた方がいいことはとの質問に、大学では自分が求めているような才能を持った人に出会える、若い時に文化の違いをよく知った方がいい、好奇心の赴くままにどんどんやってほしいとエールを送りました。

※令和4年10月26日付け岐阜新聞県内版掲載 岐阜新聞社使用許諾済

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です